2020年。春先から今に至るまで、様々なかたちでわたしたちの心身の活動に制約を与えてきた「COVID-19」コロナ。
Temple Morningも活動の自粛を余儀なくされたのですが、6月あたりから「コロナ無き世界は戻らない。コロナともに生きていく世界へ」踏み出していくために、場を開くお寺が増えてきました。
そして「withコロナの世界で、早朝に集い、読経をし、掃除をする」ただそれだけの活動に注目してくださる方々が現れたのです。
まずは6月、東京神谷町・光明寺と佐賀県白石町・陽興寺のTemple Morningを共同通信社が取材してくださった記事が新聞に。
そして本誌に掲載するには時間的にギリギリだけれどぜひ、とおっしゃってくださった『散歩の達人』が7月の雨の早朝、光明寺へ取材にきてくださいました。
Special Highlights 1 ベストオブ朝景色 の中で「テンプルモーニングで清々しい一日を」と紹介していただいています。
「散歩の達人」 2020年8月号
今だからこその、早起きのすすめ〈朝を歩こう〉
バックナンバーはこちらから
さらに『わげんせ』2020秋号(vol.14)が「おうちで仏教~シンプルライフはお寺に学べ~」という特集の中で、光明寺をとりあげてくださいました。
Temple Morningのアイコンとしてよく登場するお坊さんのイラスト、そのまんまのカットを撮影してくださっています。
…雪駄じゃなくてスニーカーだったのが不覚!(笑)
フリーマガジン「わげんせ」 Vol.14 2020年秋号
【特集】おうちで仏教~シンプルライフはお寺に学べ~
コロナ禍でおうち時間が増えた昨今、お寺の作務から快適生活について探ります。
入手方法はこちらから
最後は12月3日に発売された『東京人』。
こちらも光明寺へ取材に来ていただいた日が、まさかの雨。
ソーシャルディスタンスをとりながらも、なかなかに人の多いテラスを撮影していかれたのですが…
やはり、お天気の日にと、再取材に来てくださいました。
でもそのおかげでこんな素敵な写真が!
光明寺の正門側となりに建つビルの非常階段が、お寺側に付いていることを目ざとく見つけたカメラマンさん。そこから、いつもと違う新鮮なお寺の光景を見せてくださっています。
近年、檀家の減少や直葬の増加などの危機感から、
若手住職たちを中心に再び
「寺を人々が集まる場に」という
ムーブメントが活発化しています。
江戸期における文化の発信地としての
寺の成り立ちや役割を伝えるとともに、
座禅体験、寺建築、寺町さんぽ、
お寺グルメなど、
現代における寺の新しい楽しみ方を
提案します。
ということで、神谷町光明寺のTemple Morningを主催する松本紹圭上人を交えた「僧侶座談会」から始まり、Temple Morningはもちろん、いろいろなお寺の楽しみ方を紹介されています。
「東京人」 2021年01月号
特集「東京お寺散歩」令和流の楽しみ方、教えます
2021年1月号 no.433
購入はこちらから
2020年4月。東京で不要不急の外出に対する自粛要請が出る直前に開催した光明寺のTemple Morning。
次の開催がいつになるかわからない…そんな不安の中で「生き抜こう。さようなら。」と、松本上人と挨拶を交わして外に出てみると、人も車も真夏の早朝のように少なく、青く抜けるような空が底知れぬ深さで覆いかぶさってくるのでした。
そんな中、松本紹圭上人が始めたのは「Temple Morning Radio」というポッドキャスト。
さらにzoomやFacebook Liveを使って「オンラインTemple Morning」を始めるお寺も。
みんながwithコロナの世界の中で「居場所」のためになにができるのか、模索しています。
お寺へ足を運び、お経を読み、掃除をする…
beforeコロナとまったく同じではないけれど、リアルな「場」をつないだTemple Morning。
そして「音」「映像」だけで「場」を作っていこうとするTemple Morning。
どちらもまた少しずつ変化をしながら、わたしたちの心のそばにあり続けられたら。
そう思います。
Comments